米国の新しいFBI長官に就任したカシュ・パテル氏(44歳)は、長年批判してきた法執行機関の「再建」を誓いました。上院での承認は僅差で、51-49の投票結果となりました。
パテル氏は、トランプ前大統領の指名を受けた人物です。民主党議員からは、トランプ氏の政敵に対する報復を行うのではないかという懸念の声が上がっていましたが、パテル氏自身はそのような意図を否定しています。
就任後の展望と課題
就任直後、パテル氏はSNS「X」で「第9代FBI長官として承認されたことを光栄に思います。私の使命は明確です:優秀な警察官が仕事をできる環境を整え、FBIへの信頼を回復することです」と述べました。
FBIは現在、重要な転換期を迎えています。司法省は幹部の一部を更迭し、2021年の米国議会議事堂襲撃事件を調査した捜査官の氏名開示を要求するなど、組織の在り方が問われています。
賛否両論の人事
共和党支持者にとって、パテル氏は必要な改革を主導する適任者と見なされています。彼らは、FBIが保守派に対して政治的な武器として使われてきたと主張しています。
一方、民主党は、パテル氏を極右的な陰謀論者であり、法執行の経験が不足していると批判。トランプ氏への忠誠心が、本来独立して運営されるべき機関の長としての責務よりも優先されるのではないかと懸念を示しています。
この人事は、バイデン政権からトランプ政権への移行に伴う重要な変更の一つとなりました。前長官のクリストファー・レイ氏は、トランプ氏が解任を示唆したことを受け、就任前に辞任しています。
今後、パテル氏がどのようにFBIを率いていくのか、そして組織の信頼回復と改革をどのように進めていくのか、注目が集まっています。
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