ネパールのヒマラヤ地方で、雪豹は家畜を襲い、人々からの報復に直面しています。ネパールの女性たちが、家畜と捕食者の両方を守るためのシンプルな解決策を開発しました。
ドルパ地方の農場主リンチェン・ラマは、ある冬の夜、雪豹に37頭もの羊とヤギを失いました。その後、馬も襲われ、深刻な被害を受けました。このような被害は珍しくなく、ドルポ地域の各世帯は年間平均4頭の家畜を雪豹の被害で失っているとされています。
保護活動家のツィリング・ラム・ラマは、この問題に取り組むため、革新的なアプローチを導入しています。100軒以上の農家に太陽光発電式の夜間照明を提供し、さらに捕食者から守れる頑丈な家畜小屋の建設を推進しています。
特筆すべきは、この取り組みに地域の女性たちが重要な役割を果たしていることです。男性が交易のために村を離れることが多い中、女性たちが家畜の世話を担当しています。彼女たちは材料の運搬から金網の編み込みまで、新しい家畜小屋の建設に積極的に参加しています。
また、エコツーリズムの導入により、地域社会に新たな収入源をもたらすことも目指しています。15名の若者(その半数が女性)を雪豹観察ガイドとして育成し、収益の10-15%を保護活動に還元しています。
この取り組みにより、地域住民の雪豹に対する態度も徐々に変化してきています。以前は敵対的だった関係が、今では多くの住民が保護活動に興味を示すようになっています。「生態系のための雪豹と、地域住民の生活、両方を守っていく必要があります」とツィリングは語っています。
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